4年ぶりに当店へ帰ってまいりました、イギリス出身のアーティスト・絵本作家ジョー・ライワード(Joe Lyward)の「Pass it On」。
コロナ禍前に一度取り扱い、あっという間に完売してしまったこの絵本。
お待たせいたしました、この度再入荷致しました。
今回も数量限定、この後の再入荷はございません。
コトノハブックスでの限定販売、他では買えませんよー!
では、ジョーさんとこの絵本をご紹介しましょう。
ジョー・ライワードさんは1990年、イギリス南西部に生まれました。
プリマスユニバーシティーでイラストレーションを学んだあと、ケンブリッジスクールオブアートに於いて絵本のイラストレーションの分野で修士号を得られています。
彼の作品は、これまでにロンドンイラストレーション協会やヴィクトリア&アルバート博物館などで賞を獲得、自身の絵本は2015年に「This is… A book in four languages」、2017年には「Mia Grande Famiglia」がイタリアのTopipittori社から出版されています。
2019年来日、港区のギャラリー・キュレーターズキューブにて「Kind Things」という、フレンドリーで繊細、楽しくて遊び好き、静かで優しい、をコンセプトに、様々なアーティストやショップを集めたエキシヴィジョンを開催、当店も参加させていただきました。
そして現在、彼は地元イギリス南西部コーンウォールで自身のギャラリー「hweg」を運営、様々なアーティストの展示を行っています。
そしてこの「Pass it On」は、彼自身の手による私家版の絵本です。
お父さんと息子の会話からはじまり、何かをイメージしたその男の子はそれを紙に書いて手紙を出します。その手紙を受け取った男の人はそこからインスピレーションを受け・・・、といった具合に「Pass it On」、人から人へ伝えていくというお話です。
ただ、お話と言っても文字は無く絵だけでお話は進んでいくのですが、その絵にはちょっとした仕掛けが施されています。
彼の絵本には、読み手に対する親しみに満ちた穏やかな視線が感じられ、その優れたデザインセンス、ページを捲る事で表される仕掛けの詩的な表現には、駒形克己やブルーノ・ムナーリ、ひいては未来派からの影響も感じられます。
一度彼の創作ノートを見せてもらった事があるのですが、くすくす笑ったり感心したりと、ほのぼのとした楽しいアイデアが山のように詰まっており、これらはいつか絵本という形で発表してほしいなと思うのです。
トップの画像をクリックすると、商品ページに行けますのでご覧ください。
彼のウェブサイトはこちらhttp://joelyward.co.uk
こちらの方もぜひ一度ご覧ください!
Biography
Joe Lyward was born in South-West England, in 1990.
He studied Illustration at Plymouth University and recieved a Master's Degree in Children's Illustration from Cambridge School of Art.
His work has been awarded by the London Association of Illustrators and by V&A Museum.
Picturebooks include This is… A book in four languages, Topipittori, 2015 and Mia Grande Famiglia, Topipittori, 2017.
Website: http://joelyward.co.uk